マンションからの素敵なお便り

マンションからの素敵なお便り

 

サニーライフでは、7月4日から8月15日まで、マンションにお住いの方から「マンションからの素敵なお便り2022」を募集いたしました。
ご応募いただいた作品の中から、優秀賞4名様を選ばせていただき、作品とともに発表いたします。
皆様方のマンションライフのヒントとして、ご一読いただければ幸いです。

優秀賞 昼からセンベロ様

仕事を引退して早5年。
昼間から家で一杯やる事が習慣となってしまいました。

先日玄関のドアが開けづらくなってしまったため、管理員さんに修理はどこに依頼すればよいかと伺ったところ、鍵用のスプレーがありますよとのことで、シューとかけていただいたら、大変スムーズに開くようになりました。
普通でしたら修理でいくらかの出費を覚悟していただけに、本当に感謝しております。

このマンションに私も住んで、25、6年になります。その中で、管理員さんも何人か変わられました。
今までは挨拶ぐらいしかしたことがなかったのですが、修理の時にお話ししてみたら、年齢は私とほとんど変わらないと聞き、大変驚きました。

早朝から掃除を行い、ほぼ一日、雑務をこなしているとの話ではありましたが、私が同じことをするとなると到底できないかなと。
この管理員さんは私よりはるかに健康的で若々しく体力もあり、私と全く違ってかっこよく感じました。

それから、清掃員募集のチラシを見ています。
すこし自分を変えてみようと思いました。

優秀賞 おぎまんブッチャー様

ある管理組合理事会で、ご高齢の方が多くなって来たということで、普段から気になっていた体の不自由な、痴ほうの症状のある高齢の方に対して管理組合全体で見守っていこうということになりました。

始める前は、この活動は長くは続かないだろう、きっと、いつの間にかフェードアウトしてしまうだろうと考えておりました。
しかし、いざ、活動をはじめて見るとコミュニティ内でのお年寄りに対する声掛けが盛んとなり、何となく普段塞ぎ込みがちであったお年寄りも元気で、笑顔が絶えまなくなってきました。

最近では、逆に、お年寄りの方から若い居住者に対する声掛けの方が多くなり、中には悩みを抱える経験の浅い若者の良き相談相手にもなっているようです。

この活動を始めて、もうすぐ1年になりますが、最初は、お年寄りを管理組合というコミュニティから孤立するのを見守っていくと始めましたが、実はそれが大きな間違えであると、心から教えられました。

だって、心から救われいるのは、我々若者の方なのですから。

優秀賞 がんばれマーティン。様

以前は社宅に住んでいたのですが、2人の子供も小学生になり社宅も狭く感じてきた為、学校の近くのマンションを購入しました。しかし子供達は転校することになってしまいました。

社宅には同僚もいる事から、家族ぐるみで仲良くワイワイ楽しく食事などもしていたのですが、現在のマンションではそのような交流も今のところは無く、転校し、まだ環境に馴染めない子供達は「前の方が楽しかった」と言うようになってしまいました。

そんなとき、長男が一枚のチラシを持ってきました。
「上の階の6年生からこれもらったよ、行ったらうまい棒くれるって。」
近所の少年野球チームの体験会のチラシでした。野球にまったく興味の無い子供達も、うまい棒もらえるなら行く!と言い兄弟で参加をする事になりました。
誘ってくれたお兄ちゃんはチームのキャプテンで、優しく教えてくれてとても楽しかったらしく、今までまったく興味がなかった野球が大好きになりました。
気が付けば、野球に誘ってくれたキャプテン兄ちゃんとは登校も毎朝一緒にするようになる程仲良くなり、長男は初めてのお兄ちゃんができたような、次男は新しいお兄ちゃんができたような感覚のようです。

上の階のお兄ちゃんはひとりっ子だったので、初めて兄弟が出来たような感覚で、毎日のマンション生活をとても楽しんでいます。

いつのまにか、子供達は「前の方が楽しかった」とは言わなくなりました。
お父さんは住宅ローンの返済、頑張れそうです。
うまい棒と、野球と、誘ってくれた新しいキャプテンお兄ちゃんに感謝です。

優秀賞 横浜太郎様

マンションの本社フロントを担当しています。

マンションの管理員さんがプライベートで腰をひねってしまい、1週間お休みとなってしまいました。

私が代行で勤務していると
「管理員さんどうしたの?」
「管理員さん今日は休みなの?」
「管理員さん体調わるいの?」
などなど、管理員さんを心配する声の嵐と共に
「管理員さん交代しないよね?いつも一生懸命掃除してくれてるから。」
「いつも無断駐車されないように目を光らせてくれてありがたいと思ってるのよ。」
などのお褒めのお言葉まで頂きました。

私がつい「いつもの管理員は腰をひねってしまって、しばらくお休みいただく予定です。」
と口を滑らせてしまったところ、なんと管理員室へ湿布をお持ちいただいた居住者さままでいらっしゃいました。

普段から一生懸命仕事をしていると、お客さまはちゃんと見てくださっていると感じました。
これからも担当者として、管理員さんと協力し、お客さまはに喜んでいただけるよう励みたいと思います。